誰でも「何もしたくない」「引きこもりたい」と思うことってありますよね。
会社に毎日向かっていても、何かやる気が起きないということあるかと思います。俗にいう無気力状態なんですよね。そういう場合にはどうすれば良いのでしょうか。
このままの状態じゃ、本当に何もできなくなってしまうかもと心配になる方もいらっしゃるかもれません。
「このままどんどんダメになっていくんだ」と自分に絶望したままでいて良いのでしょうか。
今回は、何もやる気が起こらなくて、家に閉じこもっていたくなった時の対処法についてお話していきたいと思います。
何もしたくない!引きこもりたい!と無気力になってしまう時の対処法

対処法は極めて簡単なものを紹介します。何もしたくなくても実践できるようなものを集めてみました。
まずは休む
「何もしたくない」「引きこもりたい」そう思った時は「休め!」という合図です。身体と心を休ませてあげましょう。
会社を休めと言っているのではありません。今のあなたは単純に休息が足りていないのです。早く家に帰るように心がけ、長めの休息を取るようにしましょう。
だいたい、何もしたくないくらい疲れ切った状態では良い仕事はできません。それに、ミスへのリスクも高まります。ミスをしたら、もっと自己嫌悪へのリスクも高めることになり、どんどん追い込まれます。
そんなの嫌ですよね。だからとにかくたっぷり休んでください。
ただし、体がなかなか動かない、何もする気が起きないという場合には1日から数日間、たっぷり休息を取ることが必要でしょう。
休んだら迷惑かけるかも!不安になって色々心配してしまうでしょうが、なんの心配もいりません。
また、仕事を休む場合、あなたがちょっとの間休んだくらいで迷惑がられるのであれば、そういう機能になっている会社が悪いですからね。
ミスして迷惑かけるよりマシじゃん!くらいの気持ちでいましょうね。
深呼吸
深呼吸をすると今抱えている不安を落ち着かせることができます。「何もしたくない」「引きこもりたい」と感じているあなたは、辛い心中の中にいらっしゃるはずです。
つまりそれは、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまっているということが考えられます。自律神経は、交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経で成り立っています。
自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経のことを言います。
参考:タケダ健康サイト
交感神経と副交感神経の2つのバランスが崩れることで自律神経が乱れます。そうすると心身の不調をきたす恐れが出てくるのです・
しかし、深い呼吸をすることによってバランス調整ができるのです。
実践がとても身軽で簡単なのが深呼吸です。不安が高まると緊張状態に達し、呼吸が浅くなっていることも考えられますので、気がついたら大きく息を吸ってみるなどするとGOODですね。
軽い運動をする
運動ををすればその間は嫌なことを忘れることだってできますし、健康的に過ごすことができます。
外に出て運動するのも良いのですが、できれば家でできる運動が良いという方が多いと思います。自宅で疲れた体をほぐすストレッチが最高です。
YouTubeなどで紹介されているストレッチやヨガにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
何もしたくない!引きこもりたい!と感じている時のNG行動

無理矢理やる気を出そうとする
「やる気スイッチ」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。何もしたくなくなって引きこもりたい人は、真面目な方が多いです。
だからこのままではダメなんだとやる気スイッチを探そうとしてしまうのです。でもそれは今の状況においてよくない方法だと言えます。
やる気を出そうとするのは焦りが原因です。焦っていると間違った行動に出てしまう恐れが極めて高いのです。
飲酒
お酒を飲むと嫌なことを忘れられそうな気がするかもしれません。ですが、お酒に頼りすぎるのは危険です。アルコール依存症へのリスクが高まるおそれがあります。
特に何もしたくない状況になると「お酒飲む」ことしかやることないなーという考えにおちいることもあるかもしれません。何もしたくない状況だと余計没頭することも考えられます。
それが原因でアルコール中毒など健康を害すこともあるのです。
知識を増やそうとする
やる気が出ない状態で無理して新しいことを始めたり、新たな知識を増やしたりするとさらに今のしんどい状態に追い討ちをかけることになってしまいます。
私は、大学時代、本当にやる気がない時期がありました。そんな時でも「やらなくては」とおもって心理学で出てくるの英単語を無理して覚えようとしていたのです。
しかし、残念ながら集中できず、挫折に終わりました。ただただ、しんどい状態の自分に負荷をかけているだけにすぎなかったのです。無駄に終わったと言っても過言ではありません。
無理して新しいことに取り組もうとしても無気力状態には太刀打ちできませんので、むやみに挑戦するのは、なるべく控えてください。
八つ当たり
何もやる気が起こらない自分にイライラしてしまうこともあるかもしれません。ですが、家族や身近な人に八つ当たりをするのはやめましょう。
正直行って何の効果もありません、というかむしろ逆効果ってことも。
引きこもりたくなっている気持ちって身近な人もなかなか理解してくれません。もし、理解が欲しいのであれば、当たり散らすのではなく、今はそっとして欲しいとか、なんかしんどいんだということを伝えておきましょう。
何もしたくないと感じてしまう人の特徴とは
何もしたくないのと感じてしまう人にはどのような特徴があるのかを考えていきます。
自分に自信がない
何もしたくないと感じている人は、自信そのものを失っています。
無理に自信を持とうとするとしんどくなってしまいますので、自分が人並みにできることをどう活かすかを考えてみてはいかがでしょうか。
自分のスキルを重視するのではなく、たとえ簡単なことであっても「できるから良いじゃん」と方向転換すれば楽になれます。
身体を動かすのがそもそも好きではない
体を動かすのが好きじゃない人は動くことが億劫になってしまうため何もしたくなくなったり、引きこもりたくなったりします。せわしなく動き続けていなければならないこの社会で疲れてしまうのは無理がない話かもしれませんね。
軽い運動をするで触れた通りですが、簡単にできる運動をしてみると良いです。
目標や目的がない
目標や目的がないとやる気というものは起こりません。それゆえに無気力になってしまいます。やりがいというものが全くないのですから当然です。
大きな目標でなくても良いので「今日はこのくらいまで仕事を進めよう」とか「納期ギリギリでも丁寧に仕事をしよう」とか目の前の小さな目標を達成するといった成功体験を繰り返していくことを意識しましょう。
それは、結果自信にも繋がりますよ。
睡眠がちゃんと取れていない
睡眠がしっかり取れていない状態は、心身の不調の元になります。だからまとまった長めの睡眠を取ることが大切です。
数年前、ラジオを聴いていたら、「寝ても寝ても眠くて疲れが取れない」という相談をラジオで取り上げていました。相談者は、電車でも寝ているし、休憩時間もウトウトしているのにどうしても眠気が取れず、疲れが溜まっている状態だったそうです。
そこで専門家の方がおっしゃっていたのは短い睡眠を断片的にとるのは深い眠りに誘えないということもあり、疲れが取れなくて眠気が残ると考えられているということでした。
妙に納得できちゃいませんか。私もそれを聞いてから、なるべく昼寝や移動中の睡眠は控えるようにしています。それからはなかなか調子良いですよ。
まとめ

いかがだったでしょうか。今回のポイントをまとめていきます。
対処法は、
- まずは休む
- 深呼吸を忘れずに
- 軽い運動をする
NG行動は、
- 無理矢理やる気を出そうとする
- 飲酒
- 知識を増やそうとする
- 八つ当たり
何もしたくないと思うと、このままではダメだと感じて焦りを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
ですが、まずは落ち着いて、行動する前に「どう対処すべきか」を考えてみることがとても大切です。
この記事から、自分の人生をより過ごしやすくするヒントを得られたら幸いです。